声に出して読んじゃいけません

参考:http://osi.cool.ne.jp/(3/21)
西条八十の『トミノ地獄』という詩らしい。

姉は血を吐く、妹は火吐く、可愛いトミノは宝玉(たま)を吐く。
ひとり地獄に落ちゆくトミノ、地獄くらやみ花も無き。
鞭で叩くはトミノの姉か、鞭の朱総(しゅぶさ)が気にかかる。
叩けや叩けやれ叩かずとても、無間地獄はひとつみち。
暗い地獄へ案内をたのむ、金の羊に、鶯に。
皮の嚢(ふくろ)にゃいくらほど入れよ、無間地獄の旅支度。
春が来て候(そろ)林に谿(たに)に、くらい地獄谷七曲り。
籠にや鶯、車にゃ羊、可愛いトミノの眼にや涙。
啼けよ、鶯、林の雨に妹恋しと声かぎり。
啼けば反響(こだま)が地獄にひびき、狐牡丹の花がさく。
地獄七山七谿めぐる、可愛いトミノのひとり旅。
地獄ござらばもて来てたもれ、針の御山の留針(とめばり)を。
赤い留針だてにはささぬ、可愛いトミノのめじるしに。

読んだだけで気分が悪くなるような詩。そりゃあ、良くない事も誘われてやってくるわ。
ひな祭りの唄のアレンジ版「あかりをつけましょ、爆弾に〜」みたいなフレーズもそうだけど、基本的にマイナス要素を含んだものはマイナスを誘います。悪循環です。
人生プラスに生きたいものです。