♪思考回路はshort寸前

初めて半田ごてを持ってから11年くらいになる。
小学生の時、夏休みのイベントで工作教室のに参加したのがキッカケだ。
親と2人でペア。とても仲の良かった工作好きの友人も一緒に参加した。
今、"ライバル"と呼べる他人を挙げろと言われると、この友人くらいしか浮かばない。
小学5年で同じクラスになって、色々とやった。工作とか今の環境で言えばゼミのような事まで。
当時はNHK『やってみようなんでも実験』や日本テレビ所さんの目がテン!』などテレビからでも十分知識を取り入れることが出来た。インターネットなんて全く知らなかった。
子供の科学』や『アトム博士』シリーズ*1、『学校の怪談』シリーズが愛読書だった。漫画も沢山読んだし、小説も適当に読んだ。
中学は別で、高校で再会した。相変わらず化学が強かった。
今、彼は北海道大学で(多分)勉強中。今年くらいは連絡を取ろうかな。
話を戻して、そういうわけで半田ごては使い慣れている。
最初に買ってもらった半田ごてをずっと使って、上京の荷物にも忘れず入れて持ってきた。
炊飯器を逆さまにすると、液晶が点灯した。でも戻すと切れる。しかも逆さまで確実に動くわけでもない。
というわけで、中で何かコードが切れてプラプラしているんだろうと判断。
中を開けてみると、案の定。コードの端がブチ切れていた。
炊飯器の釜を取ると、中心にヘコヘコしている部分があると思うが、そこから出ているコード。よく動く箇所ではある。
原因は金属劣化か衝撃か。結局分からずじまい。
とにかく故障箇所は分かったので、半田でしっかりと取り付け。
コードがピンと張っていたので、すこしゆとりを持たせるように配線を移動。
コンセントに挿して動作チェック。
無事復活。やれやれ。余計な出費を防げた。良かった。
天下の象印製のくせに、たった2年で修理不可能に陥ったら怒るところだった。
しかし、久しぶりに嗅いだ半田の匂いは、懐かしくて良い匂いだった。