ふつうのようで普通じゃない

Linuxの仕組みから、ファイル、パイプ、シグナル、ネットワークプログラミング、と一通り網羅してある良書。
Linuxプログラミングと言えば、『Linuxプログラミング―例題で学ぶUNIXプログラミング環境のすべて』(旧モナリザ本)が今までの定番だと思っていたのだが、どちらか選んでくれと言われたら、なかなか難しい。
Linuxプログラミング〜』はネットワークの話は第14章「ソケット」だけで("だけ"といっても十分の情報量なのだが)、勉強を進める上では、身近なHTTP(WWW)ですぐに実習をさせている『ふつうのLinuxプログラミング〜』の方が楽しく出来るかも。
Linuxプログラミング〜』は「CDデータベースアプリケーションを作る」という目的の元で全体が進んでいるから、実習は退屈になりがちだった。版型も大きい(B5変)から重くて持ち歩きにくい。
今初心者に勧めるなら『ふつうのLinuxプログラミング Linuxの仕組みから学べるgccプログラミングの王道』かな。値段も手頃だし。
で、もっと深い知識を得たければ『Linuxプログラミング―例題で学ぶUNIXプログラミング環境のすべて』。

Linuxプログラミング―例題で学ぶUNIXプログラミング環境のすべて

Linuxプログラミング―例題で学ぶUNIXプログラミング環境のすべて