『ONE』〜『智代アフター』のKeyメモ

  • 『ONE』:プレイヤを殺した。

プレイヤの意図に反する主人公の行動の選択肢を選ぶ事によって、物語が成立する。
主人公は終盤で存在が消え、以降はヒロインのモノローグで物語が進む。当然、プレイヤが操作できるはずの主人公の存在は消えているので、物語には関与しない。

  • Kanon』:ヒロインを生かした。

プレイヤは、主人公の行動を操作し、ヒロインの好感度を上げる事で物語が成立する。
主人公がヒロインの物語に関与して、ヒロインを救うのは、奇跡。
主人公が好感度を上げなかったヒロインには奇跡が起こらない。
主人公とヒロインの物語は続く。

  • AIR』:ヒロインを殺した。

ヒロインは死ぬ。
Dream編に於いて、プレイヤは主人公の行動を操作し、ヒロインの物語に関与する。
Summer編に於いて、プレイヤの存在は無い。
AIR編に於いて、主人公は烏となり、物語の傍観者となり、ヒロインの死まで物語を見続ける。
主人公とヒロインの物語は終わる。
主人公は、晴子という母親、観鈴という娘の関係の中で、本来、父親の役目に属するべき存在だったが、傍観者になった事で否定される。

  • CLANNAD』:誰も死なない。

一度はヒロインを死なせるが、メインシナリオでは死なない。
プレイヤは最後まで主人公を操作し、ヒロインの物語に関与する。
主人公はヒロインだけでなく、全ての者に愛される存在。
主人公とその周りの者達の物語は続く。
渚という母親、汐という娘の関係の中で、父親としての存在が認められる。