何か

西島大介土曜日の実験室―詩と批評とあと何か』読了。
短編漫画と批評、イラストを集めた本。
岡崎京子を意識し、「批評性」と「現代性」を取り入れながら、自分が最も有効だと思う手段で自分の意見を、批評を伝えている。
西島大介氏のイラストは、最近特に、いろいろな場所で見掛ける様になった。『ファウスト』や本の表紙、雑誌の中など。
可愛らしい、憎めない、だけど何処かに何かを含んだ、独特な絵。
アニメを批評し、音楽を批評し、漫画を批評する。イラストばかり見ていて、批評を読んだことが無かったので、こういう考えを持っていたのか、と驚いた。イラストのバックに感じる何かを隠していると思っていたので、はっきりと言っていたとは思わなかった。そういう意味では、西島大介氏をより身近に感じられた。
批評に対して批評は無いだろう、という事で感想でした。


土曜日の実験室―詩と批評とあと何か

土曜日の実験室―詩と批評とあと何か