日本語が書きにくい

奨学金に関する書類やら大学卒業に関する書類やら、色々書いているのだけれど、どれも横書き。
名前も住所も全部横書き(左横書き)で書かされる。
アルファベットの場合、文字の終わりは右上に向かっているものが多い。
アルファベットによって構成される英文が、昔から左から右に書くものだったから、最適化されてこういう文字になったのだろう。
一方、日本語でよく使われる漢字は、文字の終わりが下か右下か右真っ直ぐに向かっているものが多い。
平仮名・片仮名は、文字の終わりが左下、右下に向かっているものが多い。
元々、縦書き文化だったのだから、文字の終わりが下を向いていたほうが書き易いので、こうなったんだろう。
だから、日本語は左横向きに書くのは向いていない。
縦書きの場合、行が左から右に移るから、太平洋戦争前の左から右に書く横書きが自然に見えたのは、当然の事。

文字はそのままで左横書きで書けというのだから、性質が悪い。最適化されたものを、不適切な環境に無理矢理配置させているようなものなのだから。
そりゃ字が汚いと言われても仕方ない。自分で文字を最適化したら、本来縦書きで書かれる事を前提にした見本の字とはある程度形が違うものになる。
と、字が汚い事に対して言い訳をしてみた。