物理トリックっすよ

順調に『ファウスト vol.6 SIDE―B (講談社 Mook)』を読み進める。前巻よりペースは遅い。
北山猛邦『糸の森の姫君』。
ファウスト』vol.4の『廃線上のアリア』に続く女子高生探偵シリーズ。殺人事件は起こらないが、物理トリックは出る。
ミステリィの短編を読んで、長編に使わずにこんな面白いものを短編で使うなんて太っ腹だなあ、と思う事がよくある。長編に使うべき、とか、短編に使うべき、なんてものは無いのだけれど、アイデアをどういう長さの物語で使うかを考える作家というのは、やはり大変だろうな、と思う。
物理トリック&図説萌え。
舞城王太郎『めくるめく』。
絵が描けて、文章はいつも通りのスピード感と文圧、文字密度高。
魔法少女だけど元は男で、魔法少女はバイトで、魔法以外にも変なものが一杯あって、もっと変なのは人の方で。
奈津川家サーガも良いが、舞城王太郎は何でも良い様な気になってきた。キャラクタこそ違えど、文章の雰囲気が同じだから、キャラクタの差異を感じさせない。キャラ萌えに対して文章萌えというか。
関係無いが、"努力"・"友情"・"勝利"と並べられると、何より先に、ガモウひろしとっても!ラッキーマン』を思い出す。
残り約300ページ。このペースなら明日に読み終わる。