宮崎勤を擁護する気は無い、が


野放し状態に近いアニメや漫画も含め、犯罪行為を正当化するような映像やゲーム類は、社会を挙げて一掃する方策を講じる必要がある。
(中略)
子供のころから遊びやスポーツ、趣味などを通じて円満な人付き合いを促す工夫も凝らさねばならない。今回の判決を機に、教育やしつけのあり方も見直したい。

事件後、インターネットや携帯電話が全盛の時代になった。現在の社会には、際どい性や暴力の情報、ゲームが氾濫(はんらん)している。幼児らを標的にする、類似と見られる残虐な事件も拡大している。
最高裁判決が示すのは、この「社会病理」を検証し、取り除いていくことの緊急性、重要性である。
何故、こういう犯罪行為助長メディアに"小説"が現れないのだろうね。ハードボイルド小説の多くは犯罪助長では(笑)。
結局、アニメや漫画やゲームを先入観で叩いているだけ。
知らない者が何かを言う資格は無い。
どちらも共通して、マスコミが宮崎勤事件の原因としてしまおうとしているメディアを、社会から除去すべしを書いているが、それが解決方法だろうか。
毎日新聞は"教育やしつけ"に触れているが、書いてあるような見直しが解決になるだろうか。
たとえ、そのメディアを社会から除去出来たとしても、同じ様なものがきっと現れるだろう。社会とはそういうものだ。
では、どうすべきか。
自分で選べば良い。何が良いのか悪いのか。自分で情報を収集して、選択して、比較して、処理して、自分で判断すれば良い。
"教育やしつけ"は、そういう情報処理(最近の僕の流行の単語を使うなら、"編集")能力を養うべきではないだろうか。
本当の"社会病理"というのは、テレビや新聞が言う事を鵜呑みにして、それらを全て正しいと解釈して、自分で考えもしない、そういう情報処理能力しか持っていない者達を言うのだと思う。