とりあえず見直してから

近所には、『西尾維新クロニクル』はまだ入荷していなかった。
中身を読まないと、買うか買わないか決められないので、公式発売日の30日まで待つ事にしよう。
というわけで、今回の本を買うかは未定だが、前回?の『ユリイカ2004年9月臨時増刊号 総特集=西尾維新』は買って読んでいたので、パラパラと見直してみた。
ユリイカ』の臨時増刊号なので、論考によって構成されている。これが発刊されて1年以上経つが、全くずれていないのは、『ネコソギラジカル』が遅れたためなのか、批評家が正しいのか、西尾維新が確立しているのか。
2ちゃんねるのスレによると、『ユリイカ2004年9月臨時増刊号 総特集=西尾維新』に収録されている『させられ現象』の続編の様なものとして、『ある果実』が『西尾維新クロニクル』に収録されているらしい。この話に続きも何も無いので、登場人物が共通している、という事だろう。
今回の『西尾維新クロニクル』の魅力は、何と言っても、「あのお方」こと荒木飛呂彦との対談だろうか。この対談を想像すると、『森博嗣のミステリィ工作室 (講談社文庫)』収録の森博嗣萩尾望都との対談が浮かぶ。
他の記事は、キャラクタ図鑑に事件地図。『ユリイカ』の様な、「詩と批評」を期待するんじゃなくて、まさにファンブック。

ユリイカ2004年9月臨時増刊号 総特集=西尾維新

ユリイカ2004年9月臨時増刊号 総特集=西尾維新