隣がうるさかった

20時頃、隣の部屋前から、ピンポーンピンポーン(インターホン)ドンドンドン(扉を叩く音)「何々くーん何々くーん」(オッサン声)ドンドンドン「何々くーん、***(何か言っている)」ピンポーンピンポーンドンドンドン、と繰り返し聞こえてきて、うるさかった。
こちらの扉を開けて様子を見たら、きっとこっちにとばっちりが来るだろうから、大人しくCDを聞いていたのだが、15分くらいずっと聞こえていた。寒いのにご苦労様な事だ。
こういうシチュエーションで思い出すのは、望月峯太郎座敷女』。中学生の時、『ドラゴンヘッド』で望月峯太郎の名前を知り、たまたま本屋で立ち読みして、未だに忘れられない。そういえば「紫の鏡」も、小学生の時に聞いて、忘れたかったが忘れられなかった。20歳過ぎても生きている。
当時は「ストーカ」という言葉は無かったが、こういう粘着系の狂気を扱った物語は色々あったと思う。口避け女も、すぐ殺さずに、質問→追いかけてくる、の辺りは粘着系だ。人面犬もジェットばばあも、車を追いかけてくるので粘着気質。
話を戻して、『座敷女』は、夜、隣の部屋の扉を叩く音が何度も聞こえ、うるさいので主人公が自分の部屋の扉を開けて覗いてみると、隣の部屋には女性が立っていた。女性は隣の部屋の住人に用があったようで、主人公から電話を借り……、とそのような些細な交流から、女性が主人公に近づいてきて、主人公に危害を加えるようになり……、というサイコホラー。
救いようが無い終わり方で、中学生だった僕はかなりビビっていた。
というわけで、今でも、隣が幾らうるさかろうと、絶対に無視する。こっちのインターホンが鳴っても、宅配(運送)業者の格好をしていなかったら、基本的に無視する(インターホンはカメラ付)。だからNHKも新聞業者も聖書も無視する。何か伝えたい事があるなら、新聞受けにでも入れてくれれば良い。後で見る。
僕の人生に影響を与えた漫画は多い。