頼るか頼らないか

ソフトウェアを作っていて、それが初心者でも使える様なソフトウェアを目指している時、当然初心者でも使い易いように設計する。
そういう時、もしエラーが起こった場合どういう挙動をソフトウェアに求めるかと言うと、「エラーを示すな、ガイドを示せ」という事だ。
だから、IDEはガイドを示したり勝手に修正したり、見事にエラーを隠し通してくれる。
だが、それが教育に使われるとなると話は別。プログラムの教育というのは自分が遭遇であろうエラーに実際に対面し、どうすればエラーを回避できるのか、エラーを防ぐためにはこれからどういう書き方(スタイル)を取れば良いのか、など体育会系の言葉で言うなら、体で覚えるものだと思う。
IDEに頼って、もしIDEの無い環境で開発してエラーが出たときに、解決できるのかどうか疑問になる。IDEを使わない開発を無くせ、というのは少し無理のある話。
EmacsIDEと言えばIDEなのかなあ。