「愚か者には見えない」とか言わない

「見えない」という状態には幾つか種類がある。物に隠れて見えない、小さ過ぎて見えない、周りのものと同化して見えない、対象に注意がいかずに見えない、などなど。
透明マント、というより光学迷彩の方が馴染みがあるのでこちらを使うが、光学迷彩の場合は、光の進む挙動を自然とは異なる状態にして、反射した光が目に戻って来ない様にする。従って、光のみに頼っている視覚では感知出来なくなる。勿論触覚ならば感知出来る。
店の中で使われて、窃盗が起こると困るから、店内のライトは特殊な光で光学迷彩を無効にするか、ぼんやりでも人を視覚で検知できるような光にしておくべきだろう。
開発されても、暫くは値段が高いだろうから軍事とか学術の分野のみで使われるのだろうが、いつか未来デパートの様な場所に並ぶ日が来るのだろうか。何をしよう。