(多分)からくりミステリィ

ビデオに録画していた『カクレカラクリ』を見た。

あのコカ・コーラCM連発は、CMを飛ばせない環境で見ていた人はキツかっただろうと思う。ドラマ中に頻出したコーラシーンもキツかったけれど。宣伝というのはプッシュだけでは効果は生まれないんだな、と。「CM 2.0」は何だろう。
小説とドラマは全く違う表現媒体なのだから、条件が全く異なるため、比較する行為は正しくない。あくまでも小説は原作であり、互いの媒体に互いの製作者が直接関わっていない事にも注意しよう。
普通の少年ミステリィだったかと。『探偵学園Q』みたいな。からくり人形と石碑と地図で、花山家と風見家の謎を解けた様だけれど、何だか冗長で退屈だった。石碑を見た時に対称性には気付いたし、どうせ松も使うだろうなと思っていたので繋がりはすぐに分かった。つまり、からくり人形は要らないのでは、と少し思った。
主要キャラは、どうしてあんなに聞き取り難い喋り方をするのだろう。キャラの間の取り方が延びた感じで見ていて落ち着かなかった。風見太一の異常な腰の曲がり方が気になった。栗本洋輔はコメディに走るなら走れ(脚本の問題?)。
これが一般向けってやつかなあ。少し残念。やはり、森ミステリィを期待した。
栗山千明は小鳥遊練無役に合うかもね。
さて、原作が文庫化するのを待とう。