ママンとパパンと時々ボク

例えば、甘い物を食べ続けるともう食べたくなくなってきて甘い物を見るのも嫌になり吐き気すら感じる様になると思うが、多分それと同じ純情な感情。
フジテレビ『東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン』を見た。原作未読。

泣ける泣けると煽られ、山本圭一の事件で放映延期になり、まあ、嫌でも印象付けられたドラマだったので、そこまで泣けるなら見てやろうじゃないかという気持ちになって、見た。
広末涼子を見たのは何年ぶりだろう。多分、結婚報道以来。
どこで泣けと言うのだ。
貧乏シーンか。誰かが死んだシーンか(2回位あった)。
泣けなかった。ていうかつまらなかった。
書店にしろCMにしろ、煽りが偏り過ぎなんだ。泣ける泣けると言いながら、泣け泣けと言っている様にしか思えない煽り方をする。まるで、正解率1%と言ってミステリィを装いながら境界条件を無視して偽ミステリィを展開したゲームの様に。

金のある大学だこと。
もう1年以上帰っていないが、特に帰ろうとは思わないし、向こうに会いたい人は少し居るが、親には特に会おうとは思っていない。連絡は取れるし、問題が今のところ全く無いから、会う必要が無いのだ。顔を見せておこう、なんていう考えは、俺俺詐欺対策なのか知らないが、全く起こらない。電話で、俺俺言わないし。
親に対する愛情は、恐らく、僕の全体の愛情に対する基準で、親より愛があれば愛していると思うし、親より愛が無ければ愛していないと思うのだろう。つまり、親の事は好きでも無ければ嫌いでも無い。そういうものでしょう。