製作者に恵まれなかったドラえもん

こういう記事が出てきてくれたお陰で、自分の『ドラえもん』に対する愛は正しかったんだなと思う。この記事が事実かどうかは如何でも良い。少なくとも、僕の思いを裏付けてくれる。
丁度、春頃からテレビの『ドラえもん』を見なくなった。部屋でご飯を食べていて、見る時間があるのに見なくなり、『ぐるナイ』を見る様になった。
ポイントがずれていないかい - DiaryException」辺りから積もり始めた不満が苛立ちになったのだと思う。
本編の話も、声も、特に問題は無かったと思う。しかし、2本の本編の間に流れるよく分からない、『ドラえもん』の世界観を否定する様な、浅はかな内容のアニメが嫌だった。
ドラミの声が千秋になった事は、最近知ってショックだった。
藤子・F・不二雄の『ドラえもん』は、やはり、藤子・F・不二雄の死によって完結したんだな、と思った。
旧来からの顧客をないがしろにするソフトバンク - 鼻が赤くなりにくいティッシュです」によると、ソフトバンクは旧来からの客を見ていないらしい。
今のアニメ版『ドラえもん』とまるで同じ。
視聴者にとっては何の指標にもなり得ない視聴率の獲得に走り、子供の目を持たず大人のご都合と浅はかな笑いに走り、お金を稼ぐためだけに、『ドラえもん』という名前だけを利用して、『ドラえもん』という作品を汚している。
子供の時は、ドラえもんの声が大山のぶ代だなんて知らなかった。そもそも、声優なんて知らなかった。あれはドラえもんの声で、ドラえもんの世界は存在しているものだと思っていた。
それが、『ドラえもん』はこちらの世界の創作であると、品性もなく豪語し、商業主義に絡めて台無しにしている。それが今のアニメ版『ドラえもん』だ。
悲しいなあ。