手袋を無くさないために

無くしてから言うのも何だが、どうすれば手袋を無くさずに済むか考える。
何故上着を無くさないか、から考える。
上着は大きい。脱いでも手に持てば大きな存在感でもって忘れる事はあまり考えられない。例えば喫茶店などで椅子に置いても、その存在感は気になる。必ず目に付く。
大きい手袋。どこから大きい手袋と言えるのか、微妙だが、ボクシンググローブなら存在感があり、必ず目に入るだろう。また、手袋1対を常にセットにしておけば(フックで連結するやつとか見た事あるぞ)、それなりの大きさの塊として認知出来るから、有効かもしれない。
上着は基本的に脱がない。脱がなければ、忘れる事は無い。外を歩いていてパンツを忘れないのと同じ。
外では手袋を脱がない様にする。携帯電話を取り出し難いズボンのポケットに入れていたからこそ、手袋を脱ぐ必要があった。携帯電話を首から下げておけば、手袋をしたままでもある程度の操作は出来る。もっと薄いが効果のある手袋を着用すれば、着けたままズボンのポケットに手を入れる事が出来るかもしれない。
上着は暖かい。無ければ、外の寒い空気に触れて、何故今までこの寒い空気に触れていて大丈夫だったか、上着を着ていたからだと連想し、上着を着ていない事に気付く。
手袋は上着に比べて防寒効果が小さい。もっと効果を印象付けてやれば忘れ難くなる。例えば、手袋に常に使い捨て懐炉を入れておく。常に手を暖かく(熱く)しておく。外の寒い空気に手が触れた時、その違和感から、手袋を連想するだろう。
ああ、面倒臭い。外に出るのを止めよう。