また和算ブームが来てくれるかもしれない

八重洲ブックセンタをウロウロとしていると、数学コーナに新刊が2冊。

大人のドリル「和算」で脳力アップ

大人のドリル「和算」で脳力アップ

和算で遊ぼう!―江戸時代の庶民の娯楽

和算で遊ぼう!―江戸時代の庶民の娯楽

と言っても、両方が和算研究所理事長・佐藤先生の本なので、似たような内容でしょうが。
僕が和算を学んだのは、趣味で『新・和算入門』を買ってから。

新・和算入門

新・和算入門

非常に分かりやすく、和算の歴史から算額、考え方、例題と和算の全体を学ぶことが出来た。他にここまで分かりやすい和算の入門書は無いと思っている。
で、今でも概算や目測などでは和算を使っておおよその数値を出して、日常・研究他で使っている。洋算と比べると、いかにも「大雑把」という感じがするが、生活の中で庶民によって楽しまれてきた算術と言うことで、驚くほど正確な結果を得ることが出来る。所謂、実用的。大学入試で使ったら落とされるだろうけどね。嗚呼、嘆かわしや和算の立場。
と言うわけで、これを機会に和算に触れては如何でしょう。