"職業"という映画
- 出版社/メーカー: アミューズ・ビデオ
- 発売日: 2002/10/25
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というわけで、そんな監督が作った映画。観る前から期待なんてしていない。
カメラが終始揺れてる。観てて気持ち悪い。後、間が凄く気持ち悪い。
物語は会話で進行する。そして、何を間違っているのか、会話が凄く汚い。大して上手くも無い役者に合わせて会話の質が低いものだから、とことん不快。
構図はどのシーンも、人を常に真ん中に置く。この辺の構図は、最近の漫画や映像作品で目が肥えた人にはつまらな過ぎて辛い。
で、邦画の大部分がそうであるように、ストーリィは単調で何も無い。
本を読むとき、人によって色々な読み方があるそうだ。
目で文字を追いかけて読む、音声化して音読をするように(声には出さないと思うが)読む、漫画のように映像化して読む、など。
この映画の監督=脚本家は、音タイプじゃないだろうか。物語を読むとき、映像を作る事が出来ないのかもしれない。だから、会話で進む映画しか作れなかったのかもしれない。
どの読み方も良し悪しはあるけれど、自分の性質くらい見極めて、自分が出来ないジャンルくらい自分で分かって欲しいものだ。訓練で何とかなるだろうけど、それなら、訓練してからジャンルに踏み込んできて欲しい。