少女

「少女が殺されるミステリィを教えてくれ」との要望があった。あまりにも時事ネタなので、まとめ買いしない様に忠告。
色々思い出そうとしたが、僕の読んだ中で探そうとすると意外に少ない。


白光

白光

4歳。

クリスマスに少女は還る

クリスマスに少女は還る

  • 作者: キャロルオコンネル, Carol O’Connell, 務台夏子
  • 出版社⁄メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1999/09
  • メディア: 文庫
10歳。

黒猫の三角―Delta in the Darkness

黒猫の三角―Delta in the Darkness

  • 作者: 森博嗣
  • 出版社⁄メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/07
  • メディア: 文庫
11歳。

夏と花火と私の死体

夏と花火と私の死体

  • 作者: 乙一
  • 出版社⁄メーカー: 集英社
  • 発売日: 2000/05
  • メディア: 文庫
9歳。


サスペンスも含めた。
全く関係無いが、先日、たっちー『永遠となった留守番〜パパは帰らない〜』とフェアリーテール『狂った果実』の話をした。対極と言うか。
初めに「意外に」と書いたのは、つまり少女に限らず幼い子供というのは例外も多くあるが、大抵は弱い存在として書かれる。
従って、事件の被害者になりやすいのだが、誘拐事件は幾つかあれど、殺人事件となると少なかった。どこかで抑制が掛かっているのか。確かに、あまり見たくない描写ではある。
子供がいくら頭が良くても、力が弱く、大人には敵わない。どんなに頑張っても、ファンタジィで無い限り子供は大人に対して、力に関して常に弱い存在である。
大人は子供を外部の悪い力から守ろうとする。それはどの動物でも持っている行動だ。
従って、事件が起こった直後に、我が子さえ守れれば、と車で学校の送り迎えをするのは正しい行動と言える。
だが、全国を見れば恐らく大部分の親は、そんな事をしていないだろう。「まさか」「信じている」「〜はずがない」……。そんな戯言で社会を語っているのだから、誰かが不意に不幸を落としていく。
喉元過ぎても忘れられない熱さがあるのに、経験してからで無いと分からない。