新伝綺リプライズ読了

ファウスト vol.6 SIDE―B (講談社 Mook)』の新伝綺3本読了。
奈須きのこ『DDD HandS』。ああ成る程(笑)。一度読めてしまえば話は簡単。それで最初のページの絵がSIDE-A共に右腕だったのね。今回は悪魔憑きのレベルの話で、要するに妹は最強、と。妹に左腕を食われた時の話はまだかな。
竜騎士07『怪談と踊ろう、そしてあなたは階段で踊る』。ううう。SIDE-Aは面白かった。掴みはOK。でも犯人推理は勢いで話を進めた感じで、論理が薄くて、読者としては不満だな。友宏とそれ以外の友人のギャップが大きすぎて、友人達が単にウザイだけのキャラだと感じてしまった。現実感よりもグダグダ感。もう少しSIDE-Aのリズムが続けば良かったのに。でも、まあ感覚は面白かった。
錦メガネ『コンバージョン・ブルー』。SIDE-Aと視点変更。恋愛路線一直線。「コンバージョン・ブルー」の薬の設定が活かし切れたのはSIDE-Aまで。SIDE-Bは蛇足か、もう少し後に出してでも良かったのでは。あまりキャラクタを読み取れないうちに終わった、という感じで、これまた物足りない。
SIDE-Aの掴みが良かった分、SIDE-Bを蛇足的に捉えてしまう。"最高潮"なら、もっと突き抜けて欲しかった。まあ、でも、たまにはこういうのがあるから『ファウスト』。