本屋の不満なところ

文庫を出版社で分けられると、探しにくい。
多分ほとんどの利用者が著者で探そうとすると思うのだが、どういうわけか大抵の本屋では、出版社>著者(50音順)で分けられている。
ちなみにウチの大学生協書籍購買部は日本人作家の文庫に限り、出版社に関係無く、著者(50音順)で並べられている。外国人作家の文庫は出版社別、新書は番号順に並べられている。
新書の番号順並びも結構使いにくいもので、目録で著者名検索した後で番号を確認する、という手間を取らせる。
それに、「男性作家」と「女性作家」に分けているのも分からない。
男性作家だから、女性作家だから云々(読もう、読まない、など)と言う利用者がいるのだろうか。いちいち、作家の性別で分ける事に対して、何か良い効果があるとは思えない。 嶽本野ばらはどっちだ。桜庭一樹はどっちだ。
何かに対して、性別で判断する必要があるのか、よく考えて欲しい。ネットとかでは特に、性別は意味の無い情報だと思っている。実生活でも大抵、性別は何の意味も持っていない。
小説をジャンルで分けるのは良いが、「ミステリィ」のコーナに森博嗣の著書が置いてあって、同じ棚に『森博嗣の TOOL BOX』まで置いてしまうなら、初めから著者で分けた方が良かったんじゃ無いかと思う。
これも、伝統ってやつかな。