女の涙ただそれだけ
村山由佳『天使の卵』が今秋映画公開だそうで。
乗り換えのために降りた駅のベンチで、女性が泣いていた。ベンチに深く座り、足に顔を埋めるようにして、出そうになる声を殺して肩を震わせて泣いていた。
きっとろくでもない男に捨てられたのだろう。だから夏の恋は慎重にしろと言ったんだ。
もう女性の涙は見たくないと思ったのに。何故ですか、運命よ。
とまあ冗談は置いておいて。
ああいう泣き方は女性にしか出来ないだろうなと思う。感情を、まるでレーザの様に、収束させて何かにぶつけるように出す。その対象が、相手か、自分か、地面かは分からないけれど。
感情を発散させて放出する表現もある。自分を含めて環境に対して感情をぶつける。あまり綺麗じゃないと思う。
ところで、レーザ(laser)という単語は「Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation」の略語=SF用語だったという事を知っている人が減ってきたように思う。波長の違いでメーザ(maser=Microwave Amplification by means of Stimulated Emission of Radiation)ってのもあるのです。
感情と理性はどちらが強いと思いますか。僕は理性だと思います。感情は、理性で制御可能です。出来ない人は、制御を放棄した人です。