親殺し

「命を粗末にしない奴なんて、大っ嫌いだ」 by 外道戦記

何が「正論」だ。馬鹿じゃないのか。

新聞報道によれば、主犯が少年で、その実父母が被害者となった殺人ならびに殺人未遂事件は1996年から2004年にかけては3ないし10件であったが、2005年は17件に急増したという。

誤差を「急増」と言っている時点で何も信用出来ない。間違った文章にしか見えない。何故1996年以降なのか。答えは簡単。

昔に遡れば、年20件を超える件数もざらにあったのだ。つまり、その時代から見れば、今は当時の半数前後の件数を推移している、と言える。大した数ではない。今は改善された。
ところが、そうは言えない。日本人は常に卑下しなければならない。今は昔に比べ悪い時代であり未来に比べ悪い時代でなければならない、自分は大した人間では無いと思い続ける事こそ自己愛である、昨日は今日より悪く今日は明日より悪い。
万能だの富裕だのゆとりだの自立だの、理由を付けて安心しても、何も変わらない。決して殺人は無くならない。その関係者が友人同士であろうと家族同士であろうと、殺人には変わりが無いし、原因があって結果がある。方法を滅却する事は誰にも出来ない。