赤色革命

宇佐美渉×ゆずはらとしゆきペンデルトーンズ 上 (ダイトコミックス)』『ペンデルトーンズ 下 (2)』読了。
1ページ辺りの文字が多い。『DEATH NOTE』並みか。
前半は、突然与えられる情報に対して、読者は一瞬混乱し、戸惑うが、直後に情報に関する説明が与えられる、という構造。
後半は、前半で集まった情報を集約させ、結末に向けて進行する。
下巻の書き下ろしLast-Episodeは、漫画と小説という2つの方法で交互に語っている。小説部は記憶と空想だから、漫画より効果的と考えたのかな。
宇宙人の男の子と地球人の女の子。少し不思議な関係で、少し悲しい関係で、だけど最後はハッピィエンド。
ゆずはらとしゆき『空想東京百景』シリーズに繋がる設定も幾つか出てくる。
どうも、最近、何を読んでも日本史、特に昭和史が絡んでいる本ばかり読んでいる。漫画も小説も。偶然、だと思うのだが、もしかしたら選んでいるのかもしれない。
「永田」と聞いて、物語内での情報より先に、永田洋子がすぐ浮かぶのは、きっと僕の周りに「永田」という苗字の知り合いが居ないからだけであって、決してそういう知識に関するシナプスが太いからでは無いと思う。

ペンデルトーンズ 上 (ダイトコミックス)

ペンデルトーンズ 上 (ダイトコミックス)

ペンデルトーンズ 下 (2)

ペンデルトーンズ 下 (2)