他人が居なくなれば

仮に、地震とかどくさいスイッチとかで、僕以外の他人がこの世界から居なくなったとしても、あくび以外に涙を流す事はないだろうし、多分それなりに生きられるだろうな、と思う。例によって中二病
まあ、原因なり状況なりによるのだが、スーパとかコンビニが無事だったら生活用品と食べ物は当分の間大丈夫だろうし、本屋も無事ならこれまで手に取る事も無かった古典とか聞いた事もない作家の著作を読んだりして過ごせる。電気が止まっていたら、食料の貯蔵が難しいかなあ。夏とか過ぎれば全部アウトになりそうだ。十分な燃料があれば、飛行機とか足を手に入れて練習して、地球全体を活用すれば良いのか。北極に野菜を保存、南極にアイスクリームを保存、みたいに。
それが「生きる事しか出来ない」状態だとしても、その状況での僕の望みは生きる事だった様で。
そういう夢を見た気がする。
出来るだけ人間関係が単純な物語が好きで、何人も登場人物が出てきて複雑に絡み合って痴情の縺れとか出ると、それだけで理解を放棄したくなる。
現実の人間関係も大抵はそうだろう。少し面倒になったら、よしなにと放置して、一番平和なのはその関係が解消される事なわけで、自然消滅か人工削除か、点と点が遠ざかれば線が細くなって仕舞いに切れるに違いないと考えるわけで。
個人的な社会。
この世から愛が無くなっても、親切はあるんだってさ。