言語の壁 LANGUAGE BARRIER

日本語で文章を書いたり、日本語で話したりすると、日本語の融通の付き具合は絶妙、とか、表現に含みが持たせ易いとか思う事は多々ある。
因みに今日話題になったのは、「よろしくお願いします」。
さて、他の言語でも、英語だとかイタリア語でも、日本語と同じ様に、多様性、柔軟性を実感出来る様な表現が出来るかというと、知らない。
自然言語に限らず、プログラミングにだって、色々な言語があり、プロジェクトに依ったり、人に依ったり、使われている言語は幾つもある。
ただ、プログラミング言語には、共通認識の様なものがある。どんな言語でも、表現の仕方は多々あれど、アルゴリズムに関する考え方などは言語に依らず横断的に認識されている場合がほとんどである。
ところが、自然言語は、この共通認識から別にして生まれたものだから、それぞれ言語の成り立ちも生い立ちも全く異なり、主とするところも従とするところも全く違う。
故に、母国語以外の言語を学ぶ事は、自ら常識として持っていた認識を壊し、新たにそういうものとして身に付ける必要があるから、手間が掛かる。常識が固まっていない、子供の内から身に付けると楽、というのはそういう意味だ。
ああ、英語しないと。