『CLANNAD』再び
CLANNAD 光見守る坂道で―Official Another Story
- 作者: Key,ごとP
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2005/11/25
- メディア: 大型本
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- 第1話:勇気を出して ⁄ 古河渚(Before)
- 第2話:ワンピース ⁄ 一ノ瀬ことみ(Now)
- 第3話:男友達 ⁄ 藤林杏(Before)
- 第4話:あのころの私 ⁄ 坂上智代(Now)
- 第5話:公子の日記 ⁄ 伊吹公子&風子(Before)
- 第6話:ときめく瞬間 ⁄ 藤林椋(Before)
- 第7話:特別な夜 ⁄ 古河秋夫&早苗(Before)
- 第8話:わたしのおにいちゃん ⁄ 春原芽衣&陽平(Before)
- 第9話:いろいろなにおい ⁄ ボタン&藤林杏(Now)
- 第10話:おまじないのヒミツ ⁄ 宮沢有紀寧(After)
- 第11話:ふたりの思い出 ⁄ 相楽美佐枝&芳野悠介(Before)
- 第12話:先生の思い出 ⁄ 幸村俊夫&伊吹風子(After)
- 第13話:四年前の因縁 ⁄ 柊勝平(After)
- 第14話:古河ベイカーズ再結成 ⁄ 全員集合(After)
- 第15話:みんなで銭湯 ⁄ 全員集合(After)
- 第16話:町の思い ⁄ 岡崎汐&朋也(After)
メインキャラクタのみ。括弧内は、メインキャラクタのゲームでのメインシナリオ時から見た時間差。
「『CLANNAD』の物語がここに完結する!!」「もう1つの、そして本当の『CLANNAD』」と、帯に書いてあったら読むしかない。書いてなくても読むしかない。それが『CLANNAD』に魅せられた者の宿命。
風子と春原のキャラクタが、ゲーム内でもそうだったが、面白過ぎ。出てきたら絶対笑いを持っていく。風子の可愛さ振り回しながら時々見せる妙に偏ってしかも間違ってる知識とか、春原の馬鹿やりながらしっかり妹思いなシーンを見せるところとか、全部ひっくるめてMVPを送りたい。
岡崎朋也も古河渚も岡崎汐も古河秋生も古河早苗も春原陽平も春原芽衣も宮沢有紀寧も伊吹風子も伊吹公子も坂上智代も藤林杏も藤林椋も柊勝平も一ノ瀬ことみも相楽美佐枝も芳野祐介も幸村俊夫も、皆出演。顔がゲーム中で出て、本に出ていないのは岡崎直幸と岡崎史乃か。斉藤(ジェット斉藤)ですら名前が出たのに(笑)。
『CLANNAD』というゲームは、誰一人キャラクタを欠いても駄目で、キャラクタ皆で出来ている世界なんだな、と改めて実感した。それが町の意思とも繋がる様に。だからこそ、そうであるがゆえに、『CLANNAD』なのだ。
プレイヤが朋也を操作する事によってシナリオを回収し、朋也が光の玉を集める。日付は被っているから全ての出来事が同時世界とはならないんだろうけど、でも同時に起こり得る出来事で、全てのシナリオが、全ての人との出会い・別れが、全ての出来事が、1つに集まってこの『CLANNAD』があるんだろう。
それはとても素晴らしい事で、奇跡のような出来事で、良い物語だったなあ、と2004年マイベストゲームを振り返る2005年11月末。
表紙の渚&汐が可愛いなあ。