「dead man's galaxy days」という物語

田島昭宇×大塚英志多重人格探偵サイコ (11) (角川コミックス・エース)』読了。
引越しのために段ボール箱に本を詰めつつ、本を買ってくる僕萌え。
重信房子氏に懲役20年の判決が出た2日後とはね。と言っても、漫画版では繋がりは薄い。詳しくは、小説版を参考の事。笹山刑事の株が大幅に上昇する(笑)。

さて、2004年9月発売の10巻から約1年5ヶ月。漸く11巻。
1巻丸々過去話ではあるが、前巻のラストの「伊園若女」の謎を解くためにも、話をクライマックスに繋げるためにも、必要な話。
ちょっと、コミカル描写がいつもより多い。西園伸二モードの時。1ページ一杯使って桂三枝(のモノマネをしたさんまのマネ)をやるとは。まあ、一方、死体描写も相変わらずだが。「多重人格探偵」という単語が出てきたのは初めて?
「万能の語り部」大江公彦が遂に登場。随分シンプルな顔。ここで殺して良いの?小説版と設定が違っていたり、少々混乱があったけれど、今巻でちょっと補正されつつ離された感じ。
待たされた割には、ちょっと不満の残る巻。次巻では、時間が戻り、西園弖虎編に戻るみたい。雨宮一彦カムバック。

多重人格探偵サイコ (11) (角川コミックス・エース)

多重人格探偵サイコ (11) (角川コミックス・エース)